うらのプロフィール

うらプロフ

東北初!現役フリーアナウンサーで研修講師歴34年! フリーという不利な立場で、なぜ二足のわらじで、ここまで仕事を続けて来られたのか

ことの始まりはオリンピック!

仙台という田舎で、日常、方言と共通語の使い分けを自然にしていたことを不思議に思っていた訛りのある小学生時代。そのとき、運命の東京オリンピックが開催されます。そこで私を魅了したのは華々しく活躍するアスリート達ではなく、実況中継するアナウンサーでした。「これだ!私は絶対アナウンサーになる!」

ビートルズ来日、深夜放送が若者に熱狂的な人気を誇っていた時代、私は密かにその計画を実行、準備。高校1年の時、ニッポン放送「オールナイトニッポ ン」の「5分間DJ」コーナーで初めての女子高校生DJとして注目され、少年マガジンでも取り上げられるほどに。

「あなたなら絶対アナウンサーになれるから!」と憧れていたアナウンサーからおだてられ、そして大学時代、ついにラジオ番組のオーディションを受けて様々なラジオ、テレビ番組に出演。気がつけばレギュラーの仕事をいくつも抱えていました。夢が直ぐそこに近づいていたのです。

就職先がない!

しかし、折り悪く…。卒業時、地元の局ではアナウンサーの募集はありませんでした。え〜どしよう〜…。それなら全国どこでもいいから入社試験を受けたい!でも、家族に2人の病人を抱え、私が仙台を離れてアナウンサーになる!という選択肢はありませんでした。ピンチはチャンス!

「よし、こうなったら東北初の完全フリーアナウンサーとして活動する!」崖っぷちのフリー人生。うしろだては無い。

全て自己責任。自分でブランドを作っていくしかない!腹を決めました。学生時代からお世話になっていた東北放送でそのままフリーで活動開始。人が100ならフリーは200頑張らなければ選ばれない。毎朝のラジオ番組、情報テレビ、音楽番組、と全力で取り組み、ついに企画、構成、取材、編集、アナウンスを私1人でこなす夢のようなラジオ番組を任され、7年半。しかし頑張れば頑張るほど時間が足りない毎日。一方私生活では現実に立ちはだかる家族の介護と看護。自由に遊ぶ時間は殆どありません。

フリーは不利を覆すように突っ走っていた時代でした。でも、どこかにあった「フリーでなく局アナだったら、もっと〜だったのに。」

思いもかけない展開と不安

そして出産後、少し仕事をセーブしたときに「人材育成の仕事をしないか?企業でマナーや話し方を指導してくれる人を探している、少し若いが君なら大丈夫!」思いもかけないお誘い。「私にできるだろうか」先輩、先生のいない人材育成の不安。フリーである不安。

縁に導かれ縁を活かし気がついて見れば…。

アナウンサーを軸に研修講師の軸が加わりました。ご縁を頂いた大手保険会社に身を置き社内外の人材育成に無我夢中の3年半。七転八倒しながらも育てていただいたある日、支社長から、「志伯さん、頑張ったね。これからの時代、大切なのはメンタルヘルスと人材教育。これまでの人脈を活かしてフリーで研修講師の道を歩みなさい! 東北にはまだ女性の研修講師はいないから大丈夫!」

そうか!研修講師としても、また私が東北初だ!

チャンスに恵まれた人生

アナウンサーとしては、緊張を強いられる貴重な場での司会を担当。天皇皇后両陛下をお招きしての全国植樹祭、江沢民中国国家主席歓迎夕食会司会、成功したことも失敗したことも現場での経験をそのまま人材育成に活かせる!

アナウンサーなら出来て当たり前の「人前で話す力」「伝える力」「聴く力」「声の磨き方」、企画、取材、構成をしてきたから出来る「場の作り方」「全体を見通す危機回避術」「ファシリテーション力」。

崖っぷちのフリー研修講師も「100」か「0」、その都度の評価と結果が次の仕事につながります。しかし時代と共に求められるスキルは様変わりします。「経験だけでは自己満足。学問的な裏付けが欲しい!」自己投資で表現学(パフォーマンス学)を取りいれました。以来、勉強し続けています。

振りかえれば34年の講師歴。連続32年間を筆頭に、26年、24年、とご依頼頂く企業様も、何というありがたいことでしょうか。

キャリアトーク誕生から今へ

企業様で受講してくださった方から「もっと個人的に勉強したい、教えていただけませんか?」というお声が増え、ついに2003年、個人を対象としたキャリアトークの講座がスタートしたのです。

話すことは、自分の思いを相手に手「放す」こと。だったら相手が喜んでくれる内容を、状況を考えて、熱意を込めて送りたい…。

誰が何をどう話すか、どう自己表現するか、決してスキルのみに走ることなく、何よりも人としてのあり方、思いを大切に「イキイキした声で話す、魅力的で活力のある人づくり、企業づくり」を応援致します。聴かせる話し方と魅せる自己表現!一歩踏み出せば企業もあなたも確かにもっと輝けるはずです。